約4年前より木育インストラクター養成講座の公認講師を務めて頂いている、遠藤智史先生に、講座や木育のことについて率直な思いをお聞きしました。
「現在の主なご活動(お仕事)を教えてください」
- 自由学園の教員として、中等科・高等科で木材に関わる木の学びというカリキュラムを担当しています。
また、木育インストラクター養成講座の講師以外では、みらいく保育園(関東)の木育に関するアドバイザーをつとめています。
「木育インストラクター養成講座に込められた思いなどをお聞かせください。」
- 木育について初めて学ぶ人たちに対して、「木育とは何か」を一言で伝えていけるようにしています。
現場で木育を実践している人たちを対象にしていますが、「木育って何だろう」と思っている人にも受講してほしいので、どなたでもウエルカムです!
「講師になった頃からと現在では、受講者の意識の変化について、何か感じることはありますか」
- 4年ほど前の当初と今では、大きな変化はないですが、幼児教育や保育の中で、木や自然物を使うこと、そして触れることの必要性について、以前に比べて当然の様に意識している方が増えているのはないかと思います。
「現在の木育の課題は何だと思いますか」
- 生涯教育と言いながら、幼稚園児から大学生までの根本的な繋がりがないことですね。
但し、教育への導入は木育単体としては内容の性質上、限界があることもあり
そもそも、暮らしの中の日常的な木との係りや繋がりを考えるのであれば、家庭の中でごく当たり前の様に存在してもいいことだと感じています。
「ご自身にとっての木育とはどのようなことでしょうか」
- 身近な暮らしの中から森や木を発見して、豊かな身体や心を育む取り組みです。
「最後に、メッセージをお願いします!」
-まだまだ試行錯誤で取り組まれている木育が、今後もより発展していくことを願っています。
2022年度の木育インストラクター養成講座スケジュールについては、
3月末頃に公開予定です。
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